小さな友達

お陰様で今年最初の舞台、千穐楽を迎えることができました。
ありがとうございましたm(__)m
 
 
おめでたい御披露の興行で、男女のタイプの違う3つのお役を勤められ、大変ありがたく感じております。
 
 
さて、今回の御襲名。
実は我が家とも遠いながら、縁が繋がっているんです。
 
 
と、申しますのは……
 
そもそも初代の右團次さんは、四代目小團次の息子。
 
なんとその四代目小團次さんの妻は、我が家の初代歌六の娘!
 
といっても、初代右團次さんの母親ではなく、継母らしいのですが……

 
それでも我が家とは縁のあるお家には違いないんです。
 
 
しかもその縁続きのお名前を継がれた右近さんは、僕ら親子と浅からぬご縁のある澤瀉屋の一門。
 
 
そんな二つの方向から我が家とは縁のある今回の襲名に参加させていただけたこと、光栄に思っております。
 
 
 
さぁ、そんな今月の主役に登場してもらいましょう。

我らが若君 、初舞台の新 右近ちゃん!!
 
 
いまだ6歳、小学校にも通っていない身で、早替りに宙乗りの大活躍。
 
とんでもなく大変なことを、初舞台でやってのけてしまったんです。

そんな大変な早替りの最中も、この笑顔。
毎日本当に楽しそうでした。
 
あれだけのことを初舞台でやるには、きっと相当大変なお稽古があったことでしょう。
 
泣いちゃったこともあるかもしれません。
 

それでも、中日にみんながあと半分と喜ぶ中、あと半分しか出来ないと、ただ1人悲しんでいた右近ちゃん。
 
 
本当に末恐ろしく、頼もしい役者さんが生まれたなぁと感じています。

そんな右近ちゃんも楽屋に戻れば普通の6歳の元気な男の子。
 
この一ヶ月でなんだか仲良くなって、ランチを付き合う間柄になりました(笑)

それなのに、途中まで僕のこと女方だと思ってなかったり(^_^;)
 
挙げ句の果てには「米吉兄ちゃんの真似!」とモノマネまでする始末( ・ε・)
 
でも、自分の好きな飴をくれたり、ゲームをやらせてくれたり、優しいんですよ。
 
 
楽屋姿も皆さんに見ていただきたいほど、舞台姿に匹敵するほど素直で可愛い右近ちゃんなのです。

千穐楽を迎え、今日から口癖の「あのーね」が聞けなくなるのは寂しいですが、一ヶ月間風邪も引かず、怪我もせず、無事に勤め終えられ本当に良かったなぁと、他人ながらもホッとしています。
 
 
それも乳母役の右若さんを始め、右左次さん、右田六さんら一門の皆さん、回りの人たちのお陰であるということをあの子には忘れないでいてほしいなと思います。
 
 
そんな彼の夢は『四ノ切』の 狐忠信 を勤めることなんだとか。
 
いつの日か彼が忠信を勤める日に、 静御前 でまた一緒に舞台に立つことが出来たら良いなと、僕も新たな夢が出来ました。
 
そのためにも、右近ちゃんに負けない様、僕自身も一生懸命精進していかなくてはなりませんね!
 
 
なにはともあれ……

この後、新右近さんを、末永くご贔屓お引き立て賜りまする様、不肖私、友人の一人と致しまして、偏にお願い申し上げ奉りますm(__)m
 

 
 
 
あ、右近ちゃん、の 忠信    静  は、ちょっとトウがたってるかな(笑)

 
 
 
 
 
 
 

 
撮影:市川右若
 
 
 
 
 
 
 
米吉でした。