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米吉ブログ

名題昇進!

 


 

早いもので今月も二十日になり、秀山祭も残り僅かとなりました。
体調不良でお休みになられていた吉右衛門のおじさんも昨日よりご復帰なされ、楽屋中もほっと胸を撫で下ろしました。

さて当月、長年父の元で修行して参りました蝶八郎さんが名題に昇進させていただき、ご披露させていただいております!五年前の名題試験に合格しておりましたが、本人の希望もありしばらく名題下のままで修行して参りました。
ちなみに、僕もその名題試験の同期です(笑)

今月の髙祖父の追善という我が家にとって記念すべき興行は、とても良いタイミングであろうと、今月から晴れて名題の列に並ばせて頂くことになりました。

それでは本人に登場してもらいましょう!はっちゃんこと中村蝶八郎さんです!
松浦の太鼓』では後ろに控える近習、通称”ゴマすり近習 “、略して” ゴマ近 “を勤めさせてもらっています!

歌昇さん、種之助さんらと一緒に並ばせていただくという、大変ありがたいお役での御披露なんです(^ー^)殿様とのツーショット!
お客様からは見えないと思いますが、馬から落ちた父を抱き抱えて安全に降ろすという、家来としてもお弟子としても重要な役割を担ってくれているんです( ´ー`)腰元も加わって記念撮影!
両親結婚以前に入門し、かれこれ30年近く我が家を支えてくれている、本当に欠かせない存在です。

そんな名題昇進に際しては、手拭いとお扇子を誂えてご挨拶の際にお渡しするのですが、蝶八郎さんのお扇子は父が絵を描いたんですよ!三匹の蝶々を鮮やかにあしらい、良い雰囲気のお扇子が出来上がりました(^∇^)

また、稲穂の会の皆さんからお祝いとして暖簾を頂戴しました。歌六茶に播磨屋の定紋の揚羽蝶を染め抜いたシンプルで素敵な暖簾です。
皆さん、ありがとうございました!

ちなみに、お弟子さん方と僕らの紋はすこーし違っておりますので比べてみても面白いかもしれません(゚ー゚*)

名題昇進しましたからは、以前に増して舞台の上で皆さんのお目に触れる事が多くなるかと思います。
どうぞ益々のご贔屓お引き立てのほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m

 

 

初舞台の時のはっちゃんと僕。

これからも親子共々末永くよろしくね。

 

 

米吉でした。

◇インタビュー掲載情報◇

69回目!!

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コメント

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  • コメント (6)

    • にくちゃん
    • 2019年 9月 22日

    実は、松浦の太鼓で蝶八郎さんをガン見してました~~。
    また暖簾の件、稲穂の会の一員として嬉しく思いました。
    蝶八郎さんも含め、応援させてください。

    • お返事遅くなり申し訳ありません!
      ガン見いただきまして、ありがとうございます(笑)

      会員の皆様のお陰で素敵な暖簾を作ることができました。
      ありがとうございますm(_ _)m
      これからもどうぞご贔屓に、お願い申し上げます!

    • 幸恵
    • 2019年 9月 23日

    蝶八郎さんの名題ご昇進おめでとうございます。
    蝶八郎さんの動きはいつもキレがあってすばらしいなあと思っていました。蝶八郎さんと同い年なので、私ももっとがんばろうという気持ちになります。
    これからもますますのご活躍を楽しみにしています。

    • 返信が遅くなり、申し訳ありません。

      お祝いのコメントありがとうございますm(_ _)m

      同い年でしたか!
      蝶八郎さんの年齢までトンボを返る人は少ないので大したもんだと父も驚いておりました。
      これからそういうことはしなくはなりますが、そのキレを生かし、益々活躍してもらいたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします!

    • chie
    • 2019年 9月 27日

    蝶八郎さん、名題昇進おめでとうございます。
    いつもきりっとしたお姿が印象的で、動きも美しいなあと思って拝見しております。
     歌六さんを馬から安全に下ろしているのは、蝶八郎さんなのですね。六月の米吉さんの梢の時も重要な役どころをになっていらっしゃって、勝手にそういうところにも大切な絆のようなものを感じて感動しておりました。
     
    初舞台の時のお二人かわいらしいですね。月日がたって三人での拵えでのお写真も素敵ですね。

    歌六さんのしっかりくっきりとした蝶の絵、近くで見てみたいです。皆様方が、それぞれの蝶の絵を描くのを、こっそり楽しみに見ております。お弟子さんとの紋の違いもあとでゆっくり見比べてみます。

    今月の近習の皆様の表情豊かなところがとても好きでした。あの雰囲気がとても楽しかったです。松浦候がよりコミカルでチャーミングに見えました。
     蝶八郎さんのこれからのご活躍を心より楽しみにしております。

    • 相変わらず返信遅れてすみません……(^_^;)

      蝶八郎さんへのお祝いのお言葉ありがとうございます。

      六月は是非にとお願いして、梢にかかる棒突きをやってもらいました。
      あの役は名題下のやるものですから、名題昇進の決まっていたあの時を逃すと、一緒には出来なくなりましたので……

      あれから20年近く経つのかと、月日の経つのは早いものですね(–;)

      名題披露の記念の品ですから、父も気を遣って描いておりました!

      松浦の太鼓は近習がいかに盛り上げるか、と言うところも大切なお芝居ですから責任重大ですよね。

      これからも何卒お引き立てのほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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