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米吉ブログ

討ち入り!

 


気がつけば今年も残り二週間弱。
来年がすぐそこまで迫ってきました!

そんな暮れの国立劇場は、五十周年を記念し三ヶ月連続で通されている『仮名手本忠臣蔵

今月は『八段目』の道行から、『十一段目』の討ち入りまでの最後の一月です。

そんな中、本日12月14日は、赤穂浪士 討ち入り当日。

狙ってブログを更新しております(笑)

その浪士の中で、討ち入りの頭領である 大星由良之助 の倅、 大星力弥 を勤めさせていただいております。

昨年の『四谷怪談』でも勤めさせていただきましたが、『仮名手本忠臣蔵』では初めて。

とは言うものの、格好は全く同じなんですけどね(笑)

今回の忠臣蔵は三ヶ月かけての完全通し上演ということで、『十一段目』も普段は余り出ない、『高家広間の場』が上演されております。

普段は別動隊を率いて裏門に向かうだけの力弥ですが、広間があれば 仇 高師直 の弟、 高師泰 と一騎討ち。

僕も約一年ぶりに刀を振るい、男女蔵兄さんと戦っております!!

 

そんな討ち入り当日の今日は、ご観劇のお客様にこんなものが配られたそうです。

歌川豊国の描いた十一段目の浮世絵

を、あしらったクリーニングクロス!
ちなみに、初日には赤穂の塩を配っていたんですよ。

 

さて、討ち入り当日は終わりましたが、今日は中日の折り返し。

驚くべきことに力弥のお役はこの三ヶ月の間、

10月は隼人

11月は種之助

今月『九段目』は錦之助の叔父

『十一段目』の僕へと、小川家で通されてきました。

残り半分、大名作の貴重な通し狂言の掉尾を飾れる様、精一杯勤めたいと思っております。

 

 

そういえば、力弥さん。

こんな兜を背負っています。

大星家の家紋である二つ巴があしらってある特注品。

胸当てにも紋があしらってありますし、着ているものの材質も色も確実に豪華!
みんなはお揃いなのに、回りから妬まれてなかったか心配ですね(笑)

 

 

 

 

米吉でした

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コメント

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  • コメント (10)

    • えりか
    • 2016年 12月 15日

    力弥の兜が豪華なのは何か意味があるのでしょうか?仮手本忠臣蔵1度見てみたいです。舞台の赤穂浪士は迫力ありそうです。

    • 意味、といわれると御返事に困るのですが、強いて言うなれば由良之助の息子で、唯一の前髪だからというところでしょうか………

      忠臣蔵は歌舞伎にとっても大切な作品です。
      機会がありましたら是非是非ご覧下さい!

    • 夢子
    • 2016年 12月 15日

    国立劇場50周年に相応しく、ホントに素晴らしいこの三ヶ月公演。
    大序から討入りまでしっかり見届けました。
    なかなか観られない焼香の場、由良之助が勘平因縁の革財布を平右衛門に渡し代わりに焼香させた時は、こちらも胸にググっとこみ上げてきました。
    長かったこの芝居も、この一場によってギュッとまとまるような気がします。
    これぞ通し狂言の魅力だと思いました。
    米吉さんの力弥さん、確かに派手めで若さも際立っていました。
    小川家の力弥さんリレー、歌舞伎ならではのご馳走ですね。
    昨日、友人がその討入りの日の記念品を頂いたとかで喜んでいました。
    私の方は、泉岳寺と本所松坂町吉良邸跡に行き、双方にお参りしました。

    では、千穐楽までの力弥さんの奮闘をお祈りしています。

    • 三ヶ月連続ご観劇ありがとうございましすm(__)m
      お見届けくだいまして、ありがとうございました。

      滅多に無い焼香場は長かった物語の終着点の様な素敵な場ですよね。

      まさかの小川家リレー、ありがたいことです。

      討ち入りの日に泉岳寺と吉良邸にお参りにいらっしゃるとは、忠臣蔵お好きなんですね!

      忠臣蔵は日本人の心ですから、大切にしていきたいと思っています。

    • 秋風
    • 2016年 12月 18日

    こんばんは!
    1年ってあっというまですね(@_@)
    毎年12月になると怖いと感じます笑 いつの間にかおばさんになっているのだなーとっ笑笑

    相変わらずのイケメンですね!目の保養になります笑 イケメンすぎて目がくらくらします笑

    討ち入りのクリーニングクロスすごい!斬新!ほしいー(*´-`)

    • 返信が遅くなり申し訳ありません。

      気がつけばもうすぐ今年も終わってしまいます(^_^;)

      イケメンですかねぇ…
      顔がどうもうまくいきません(笑)

      それでは良いお年をお迎えくださいね!

    • missa
    • 2016年 12月 19日

    本日拝見いたしました。歌六さんの天川屋義平の場に感動しつつも
    米吉さんはまだかな~。最後だけか~。と思っていたら
    たくさんの出演者の中でもせりふも多く、花水橋では先頭で颯爽と登場。美しかったです。
    三か月計四回そのうち二回舞台裏見学もして、歌舞伎の描く忠臣蔵の世界を濃厚に味わいました。
    今日の場面で梅玉さんと左團次さんが並び「鶴ヶ岡で」とのせりふを聞いた途端
    そもそもこの二人から始まったと思ってちょっと可笑しかったです。役はまったく違うのですが。
    口上人形の姿も思い出されて懐かしい気持ちになりました。
    そして連続通し上演も一区切りついて
    来月は演舞場でどんなお話?米吉さんはどんなお役?と楽しみになりました。
    忠臣蔵は残りあと一週間、颯爽とした力弥をご熱演くださいね。

    • 返信が遅くなり申し訳ありません。

      十一段目の力弥は、普段出さない所も出したため、いつもに増して良いお役になっておりました(^^)

      確かに、10月の師直と判官でしたからね…
      そこが、歌舞伎の面白いところです!

      来月はタイプの違う3つのお役を勤めさせていただきます!
      よろしくお願いいたしますm(__)m

    • chie
    • 2016年 12月 21日

    昨年から、来年の討ち入りの日は、泉岳寺に行こうと決めていたのですが、体調をくずしてしまい行けませんでした。
    歌舞伎をまだ観ていない頃に、品川で用事があった際、泉岳寺の場所を知り、立ち寄ったことがあるので、昔から心惹かれるものがあったのかもしれません。

    ようやく忠臣蔵第三部を拝見しました。
    第三部まで観劇してあらためてお話の壮大さを感じました。勘平の縞の財布のところは、本当に勘平やおかる、その家族達の思いが報われたことがうれしく、ああ、良かったと安堵しました。その場面を観れて良かったです。
    小川家の力弥さんリレー、錦之助さん、隼人さんは親子で演じていらっしゃって、歌舞伎ならではの配役も楽しかったです。
    米吉さんの珍しい立ち回りも 、もうなかなか観れないかもしれませんね。十段目も短いですがじんとくる話でそこからまた十一段目と続くのが、またとても気持ちが高まりました。
    三ヶ月通しで観劇して、忠臣蔵をより好きになりました。
    まだまだ寒い日が続きますので、お体に気をつけてくださいね。

    • 返信が遅くなり申し訳ありません。

      泉岳寺に伺えなくて、残念でしたね…
      来年こそは!
      陰ながらお祈りしております。

      三部すべてをご覧になることで、この物語、元をただせば赤穂浪士の面々の長きに渡る苦しい日々を感じられるのでは無いでしょうか。

      めずらしい立役でしたが、また来月も立役です!
      よろしくお願いいたしますm(__)m

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