早いもので、八月も終わりが見えてきました。
気がつけば九月になり、秋を迎えるのでしょうね。
さて、お陰さまを持ちまして『双蝶会』、どうにか終えることができました。
ありがとうございましたm(__)m
二回目となる従兄弟達の勉強会。
まずは今年も無事に終えられたこと、親族一門の一人として心より御祝い申し上げたいと思います。
今回の『車引』と『寺子屋』という演し物は、きっと叔父一家に思い入れのある物。
その『寺子屋』で 戸浪 を勉強させていただけたこと、本当に有り難く、従兄弟としてとても嬉しく思っています。
帽子付きの丸髷に栗梅の石持という時代物の女房姿。
ほぼ八月前半の人と変わりませんね。
今年の夏は『石持の夏』とでも名付けたいです(笑)
戸浪 も続けて時蔵のおじに教えていただきました。
息を詰め、一瞬たりとも気が抜けず、仕事も多く、ただただ苦しい。
噂には聞いていましたが、とてつもなく難しいお役だと痛いほど感じることができました。
余談ですが、文楽の方では 源蔵 が家に戻ってきてから 松王丸 一行が来るまでの、通称『源蔵戻り』さえ上手く語れれば『寺子屋』はどうにかなるといわれているそうです。
源蔵夫婦がどれだけこの物語の要なのか、良く分かりますよね………
悔しいかな、手も足も出ずに終わってしまいました。
とにもかくにも猛省し、今回の経験を少しでも糧にした上で、女方として少しでも前に進んでいかなくてはなりません。
そして、いつの日かまた機会を頂けた時に 少しでも成長できているように、精進して参ります。
今回はこの位で、半ば個人的な備忘録とさせていただきたいと思います。
また、この場を借りて改めて皆さんにお礼を申し上げたいと思います。
まずは、共に勉強する機会をくれた歌昇兄さんと種之助の会主二人。
経験者としてご助言くださった梅枝兄さん。
竹本として舞台を支えてくださった上、事前に色々な資料をくださり、ご助言くださった葵太夫お師匠さん。
ご監修くださった吉右衛門のおじさん。
そしてなにより、この夏を通じて何度も稽古場に足を運んでくださり、細かく、熱心に二つのお役をご指導くださった時蔵のおじに、心から御礼申し上げたいと思います。
もちろん、ご声援くださったお客様にも!
本当にありがとうございました。
米吉でした。
若い熱気にあふれる舞台でThe 歌舞伎といえる演目も新鮮でした。
拵えは同じでも、ただあわれだったおかるさんとは違う夫を支える妻戸浪を
表現されていると感じました。
自分の子ではない他人の子を身代わりにする二人の苦しさ
ただただ管秀才を助けたい一心で、いったんはそれが成ったことで安堵したあと
小太郎の親達が忠義のためにわが子を犠牲にしたことを知らされる二人の立場
観ていていつも複雑な気持ちになります。
また梅枝さんが「小万」や「九重」のときその情の深さを感じたものの
若さに似合わない落ち着いた演技力でどちらかというとクールビューティな印象もあったのに、
滴る汗?涙?での「千代」に驚いてしまいました。
すばらしい先輩(ご親戚でもある方)が間近にいてくださる米吉さんの成長もますます期待してます。
秀山祭も豪華な出演者のなかでたくさん得ることがあるでしょうね。
ほんとうはもう少し出番が多いとよかったのにとつぶやきつつ楽しみにしています。
すっかり返信するタイミングを失し、遅くなってしまいごめんなさい!
たった一月前のことですが、双蝶会がずいぶん昔の思い出の様に感じます。
あの暑い暑い小劇場の舞台がもはや懐かしくもありますよ(笑)
そう感じるのは濃密な時間を過ごさせていただけたから、なのかもしれません。
そんな時間を与えてくれた皆さんに改めて感謝です。
米吉くん、こんばんは(^^)
「双蝶会」も無事に終了し、ホッと一息つかれてますか?
右近くんの「とっておきアフタヌーン」の後に
「双蝶会」の千穐楽を観劇させて頂きました♪
開演前はロビーで歌昇さんのお子様をみながら
「お父さんにそっくり」と、思いつつ・・・
お孫さんをあやす、メロメロのおじい様や
お子様をあやす、隼人くんのレアショットを眺めていました(笑)
今年の夏は『挑む』、『研の會』、『双蝶会』と
3つの勉強会に伺いましたが全く違う感じでとても新鮮でした。
歌舞伎勉強中で中途半端な事しか言えないので
感想を伝える事はできないのですが
『双蝶会』観劇の時は途中で「あっ!これは勉強会だった」
と、言う事に気が付きました(笑)
稲穂の会にも入会したいのですが敷居が高そうで悩んでおります。
長くなってしまいましたが
米吉くんの9月歌舞伎座、10月国立劇場も
とても楽しみにしております(*^_^*)
返信する機会を失して、一月近く経ってしまったことお詫び申し上げますm(__)m
夏の勉強会をご観劇いただきありがとうございました。
勉強会ならではのロビーの様子をお楽しみになられたみたいですね(^ー^)
そんな風に仰っていただけて、励みになります。
勉強会を離れ、本興行でも勤められる日を目指し精進して参りたいと思います。
当家の後援会、『稲穂の会』は家族的と申しましましょうか、余り敷居は高くはありませんので、お気軽にご入会くださいませ(^^)
双蝶会お疲れ様でした。研の曹と立て続けに女房役でしたね。質問なんですが女房が要となる演目は少ないのですか?
返信がとても遅くなり、申し訳ありません。
お陰さまで二つの勉強会をなんとか勤めおおせました。
女房が要になるお芝居はたくさんありますよ。
三姫ならぬ三女房と言われるものもあるくらいです!
初コメント致します
双蝶会、お疲れ様でした
ラスベガス公演、歌舞伎座、研の会、双蝶会と本当にお忙しい夏でしたね
9月は秀山祭御出演、本当にお忙しいですが、充実した日々ですね
将来きっと、役立つ時が来ると思います
少しリラックスされて、また頑張ってくださいませ
応援しておりますm(_ _)m
返信のタイミングを失し、こんなに遅くなってしまい申し訳ありません。
初めましてでしたのに、大変失礼いたしました。
色々な事を経験でき、充実した夏だったんだなと秋が近づいて来ている中で感じております。
これからも精一杯勤めて参りますので、ご後援のほどよろしくお願いいたしますm(__)m
双蝶会、拝見させていただきました。舞台からのパワーに圧倒されながら、きっとこの時にしか味わえない熱気を感じました。この舞台をしっかりと記憶にとどめようと思いながら観ていました。
どのお役ももちろん難しいですが、戸浪は、本当に感情を出さないお役で、出せるお役の方が同じ難しさでも演じやすい気が観客としても思います。人に感じさせる演技、空気というのは、また一段と難しいのだろうと感じました。
最後までずっと熱気や気迫は、色褪せず幕が下りて、どの方々も教わったお役を今持てる力を出し切って、真摯に演じられているのが伝わってきました。大きなお役を教えていただき、お客様の前で演じることの大切さを吉右衛門さんが伝統歌舞伎保存会の座談会でおっしゃっていたのですが、本当に大切なことだと感じました。たった3回ではなく、大きな3回なのだなあと胸が熱くなりました。
研の會、稚魚の会、双蝶会、どれも懸命さがすがすがしく、自分にとっても歌舞伎を観ることにおいて勉強になり、またいろいろな部分で励みになりました。
個人的な感想ですが、この戸浪のお役、米吉さんにとってとても大きな意味があるように思えてなりません。ご本人が思うよりとても大きな糧になる気がします。
個人的な意見を書いてすみません。自分にとってもこの双蝶会は、エネルギーをいただけて幸せでした。お話でぎゅっとして、さらに深いところで心がぎゅっとしました。
来年の双蝶会も観に行きます。
秀山祭も楽しみにしています。
返信のタイミングを逃し、大変遅くなってしまい申し訳ありません。
本当にお客様の前でこういった形で大きな役を勉強させていただけたこと、本当にありがたく思っております。
教えていただいたことを反芻しながら、ひたすら先輩の背中を追うことしかできませんでした。
それを、清々しく思っていただけたことは僕自信にとり本当に励みになります。
来年の夏の勉強会も何とぞよろしくお願いいたしますm(__)m