まずは、先日の台風で被害に合われた方に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧されることを陰ながらお祈り申し上げる次第です。
さて、台風が過ぎて一気に涼しく、秋らしい風が吹くようになりましたね。
歌舞伎座も本日中日を迎え、残すところ半分となりました。
今月の夜の部では髙祖父 三世歌六の百回忌の追善として『松浦の太鼓』の松浦鎮信侯 を父が初役にて勤めさせていただいております。
そもそも、『松浦の太鼓』は時蔵時代の髙祖父のために書き直され、当たり役として髙祖父が度々勤めたお芝居。
初代 吉右衛門のおじさまにより秀山十種に制定された、播磨屋の家の芸です。
髙祖父が初演し、今なお上演されている狂言で百回忌の追善をできることは本当にありがたいことです。
しかも、歌六の名前での松浦侯は髙祖父が最後に勤めた明治44年以来104年ぶりのことなんです!
父が初役で僕が経験者というのもなんか不思議な感じですよね(´-ω-`)
とはいっても、若い頃に何度も勤めた後ろに控える近習や、近年の其角に至るまで相当数このお芝居に関わっていますから、経験値は比べ物になりません(笑)
それにしても昼の部はきちゃな~いお爺さんで、夜の部はこんな白塗りのお殿様とは、芸域が広いと言いますか、落差が激しいと言いますか……(笑)
一応いつも通り僕の一人立ちの写真もお目にかけます!
回数を重ねているお役でもありますし、色々と自分の中で考えながら勤めてはいますが、回数を重ねることで、良く分からなくなってくることがあるのも事実です。
先輩方も良く仰っていますが、いつでも初めてのつもりで新鮮な気持ちを忘れずに、慣れのように勤めなくてはならないと感じる日々です。
そんなお縫 ですが、衣装がとても素敵なんですよ!前回名古屋で勤めた際には同じ色味でも違う柄で少し残念だったんですが、今回はこちらの衣装で、久々に着れて嬉しいんです!
雪持ちの草木だけでなく、この枝折戸がなんとも言えず可愛いんですよねー( ´ー`)
ちなみに、正確なところはわからないのですが、初役の時に見に来てくれた時蝶さん曰く、これは歌右衛門のおじさまが誂えさせたものではないかと……(・о・)
だから結構古いものなんですよ!
これからも大切にしていかなくてはならない財産のひとつですね。
なにはともあれ、そんな104年ぶりとなる『松浦の太鼓』、是非ともお見逃しなく!!
米吉でした
先日、観に行きました。
104年ぶりの公演なんですね!
米吉さんのお着物の色がとても綺麗でした。
米吉さんのお点前、素晴らしかったです。じっと見惚れてしまいました。
千秋楽まで、体調崩したりされませんように。
ご観劇ありがとうございました!
『松浦の太鼓』を歌六という役者が勤めるのは104年ぶりになるんです!
藤の色がなんとも言えず良いですよね(^ー^)
お点前は付け焼き刃なうえ、手順も抜かしたり飛ばしたりしていますので、お恥ずかしい限りです……
残すところ僅か、精一杯勤めていきたいと思います!
「松浦の太鼓」「沼津」両方拝見しました。
歌六さんの松浦候最高でした。笑わせてもらいました。
沼津には泣かされました。
いつか米吉さんのお米も観たいものです。
ふと思ったのですが歌六さんはSNSをおやりにならないのでしょうか。
歌六さんのブログも是非読んでみたいです。
昼夜ともにご観劇ありがとうございましたm(_ _)m
沼津は本当に良い芝居ですよね……
前半と後半のコントラストといい、台詞の妙といい、大好きなお芝居です。
お米もいつかは、と思っている憧れのお役のひとつです。
昔はこのブログに絵手紙を時折載せておりましたが、最近はご無沙汰してしまっていますね(–;)
米吉くんお疲れ様です。今月の歌舞伎座は私の好きな演目ばかり!特に松浦の太鼓は忠臣蔵モノの中でも脇役のお話ですが、とても情緒に溢れた作品ですよね。
17日には昼夜通しで伺います、体調に気をつけて楽日まで頑張ってくださいね。期待しています。
昼夜でのご観劇ありがとうございました!
今月の演目はこれぞ歌舞伎、といえる演目ばかりが並びましたよね(^∇^)
忠臣蔵にも色々ありますが、このお話は大分サイドストーリーですよね(笑)
とても雰囲気の良い素敵で、僕も好きな作品のひとつです!
残り僅かとなりました。
精一杯勤めていきたいと思います!
松浦の太鼓拝見しました。米吉さんを拝見するのも一年ぶりで、とても楽しみにしていました。
衣装も素敵でした❗
期待通りの舞台で、チームワークのよさを感じてあたたかい気持ちで歌舞伎座を跡にしました。
ご観劇ありがとうございました!
一年ぶりのご無沙汰、少しは成長していましたでしょうか……(–;)
ご期待に沿う舞台と仰って頂けて大変嬉しく思います(^∇^)
涼しかったり、また暑かったりと季節の変わり目ですね。
歌六さんとの2ショットありがとうございます。
歌六さんの松浦候と東蔵さんの其角とのやりとりがおもしろく、後ろに控えている方々の表情も細やかで楽しかったです。
昼の部から通しで拝見すると、歌六さんのお役の広さに感嘆してしまいます。でも、二役とも人情味のあるお役で、歌六さんが演じられると、本当にそこに存在が浮き彫りになって、ついつい感情移入してしまいます。三世歌六さんもきっと、人情味たっぷりに演じられたのかなあと思いを馳せてしまいました。
着物の絵柄かわいらしいですね。この色の組み合わせも素敵ですね。お縫いのいじらしい姿と品のある姿がとても印象的でした。
吉右衛門さんがご復帰されて、本当に良かったです。
皆様方が、千穐楽まで無事に公演できることを心より願っております。
昼間は暑く感じますが、朝晩はすっかり秋の風が吹くようになりましたね。
昼夜を通して見ると、拵えも立場も真逆な二役ですよね(笑)
どちらの芝居も人の心の機微をよく描いたお芝居で、髙祖父が得意としたのもそんな義理や人情など、今では少し廃れてきてしまったものを情緒豊かに見せるのに長けていたからなのかもしれません。
吉右衛門のおじさまも昨日よりご復帰なされ、本当によかったなと胸を撫で下ろしております。