昨日博多座から配信された、歌舞伎ナイト・オンライン、ご覧いただけましたでしょうか?
23日までご覧いただけますので、是非ともご覧くださいませ!
博多は、昨夜から雪模様。
ここ数日暖かかったので、冬の博多の寒さを久々に感じました。
そんな博多座は早いもので中日を過ぎ、残り半分となりました。
相変わらず2週間の興行はあっという間に過ぎていきます(・・;
さて、今回夜の部では『元禄忠臣蔵 』、『元禄花見踊』と、“元禄 ”をいただく演目が並んでおります。
江戸の様々な文化が花開いた元禄期。
歌舞伎が演劇として形作られていったのも、この時期の事だそうです。
そんな元禄の終わりに起きたのが、世にも名高い赤穂浪士の討入事件です。
この事件を題材とした新旧沢山の作品がある中で、『元禄忠臣蔵』は昭和期に初演された比較的新しいものになります。
事件の発端である『江戸城の刃傷』から、事件後を描いた『大石最後の一日』まで、今までに無い視点から忠臣蔵を描いた真山青果作の新歌舞伎の名作です。
今回の『御浜御殿綱豊卿』は、その長い物語のちょうど真ん中に当たります。
私が勤めさせていただいているのは、後の将軍 徳川綱豊の寵愛を受けるお喜世。
更に後の将軍である家継を身籠り、大層出世することになりますが、この頃はまだまだ剃りたての眉の青さの残る、うら若き御中臈です。
以前、浅草歌舞伎で松也兄さんの 綱豊卿 、巳之助兄さんの助右衛門で勤めさせて頂いて以来、二度目のお役。
常々、二度目のお役を勤める際は初役以上に心して勤めなくてはならないと思っておりますが、新歌舞伎の女形の難しさを改めて痛感する日々を過ごしております。
前回とは打掛が違いますので、折角ですのでお目にかけますね!
元禄の華やかな世相が伝わるような拵えですね!
続けてご覧いただく『花見踊』でも元禄の華やかな拵えをご覧いただけます。
『花見踊』は過去2回、歌舞伎座と国立劇場で踊らせていただいたことがありますが、この手のものには決まりがありませんので、その度毎に拵えも違って参ります。
今回の衣装も、丸の中に花の模様が染められ、裾にかけて金糸が縫われた華やかで愛らしい物です。
台詞劇の後ですし、ぱーっと華やかに、ご見物の皆さまが浮世の憂さを一時でも忘れられるような舞台になればいいなと思い、勤めております。
元禄のものは楽屋内でも、拵えなどを考える際に「これは元禄だから‥」と当時の独特な雰囲気を少しでも伝えられるよう努力している物です。
その辺りの雰囲気を夜の部のW元禄の作品で感じていだければ…!
残り半分、夜の部は元禄時代を駆け抜けたいと思います!
なんか今回裏向きの写真多くなっちゃったな…(笑)
米吉でした。
博多座のお写真、上げていただき、ありがとうございます。華やかな、お喜代さんと、花見踊の米吉さんの姿に、気分が上がります。
昨晩2/18(木)22時、たまたまつけた Eテレ「7年ごとの記録 35歳になりました」…12/27の再放送だったようです…で、松也さんが取材されており、松也さんの映像の中に米吉さんを見つけました!
「ネプリーグ」に続いて、テレビで米吉さんを観られて、とてもテンションがあがりました。できれば、もう少しテレビに出ていただけると嬉しいです。
そんな風に仰っていただけて、写真を載せた甲斐がありました(^o^)
松也兄さんのテレビに写り込んでいましたか?
浅草歌舞伎の映像か何かでしょうか…
見つけてくださってありがとうございます!
テレビのお仕事も、お声がかからないことには、勝手に出るわけにもいきませんので…(笑)
なにかの機会がありましたら、テレビ局の方にご推薦くださいませ!
お疲れのところ、ブログ更新、ありがとうございます。
いろいろなお写真をupして下さり、大変嬉しく思っております(*゚▽゚*)
後ろからのお写真も、いいですね!
とってもお綺麗で、うっとりしてしまいます。
同じ元禄時代のお話でも、台詞劇と花見踊とでは、雰囲気が違いますね。
台詞劇の方は、気品のある、艶やかな感じがしますし、花見踊の方は、華やかな中にも、愛らしい感じがします。
時節柄、観に行けないのが本当に残念でなりませんが、また、どこかの劇場で、拝見できます事を楽しみにしております。
今回はなんだか写真が多くなってしまいました(^_^;)
そうですね!
同じ元禄とはいえ、役柄としては全く違うものになりますから、相当雰囲気は変わってくると思います。
お写真からでもそれを感じていただけてよかったです!
また劇場でお目にかかれますのを楽しみにしております!
今「歌舞伎ナイト・オンライン in 博多座」の3度目を見終えました。何度見ても楽しいですね。
幸四郎さんや若い皆さんは時々テレビでお見かけして面白いなと思っていたんですが、笑也さんのお話は深い。トーク配信ってもっと見たいですね。
博多が雪模様だった2日間、私も隣県から1泊遠征して舞台を拝見しました。ステージ2の地域に住み、高齢者&基礎疾患持ちの同居家族がいる身としては、緊急事態宣言が発出されている都市への移動は、悩みに悩んでの観劇でした。
でも、行って良かったと心から思いました。
感染対策がしっかりしているからこそ、普段の博多座とは思えない状況に驚き戸惑いましたが、その分、しっかり舞台が見えて堪能できました。
いつも以上に美しい舞台に、うっとりでした。周囲の方々からも「良いものが見れて良かった~」の声が上がっていましたよ。
「御浜御殿綱豊卿」、浅草の初役の時の映像を見ているのですが、今回のお喜世さまは、箔がついた感じで感動。特に御座の間での泣き崩れる場面、感情がより深くあふれていて、苦しく悲しく切ない思いが伝わってきました。素晴らしかったです。
「元禄花見踊」では、龕灯返しという舞台転換も初めて見れました。これも貴重な経験でした。
いろいろと困難なこの時期に、九州に来て素敵な舞台を届けてくださり、ありがとうございます。
コロナが収束するまでは、私の生活環境としては九州外への遠征は無理なようですが、これからも応援は続けますので、またお会いできる日を楽しみにしています。
度々、オンラインのトークショーをご覧頂き、ありがとうございますm(_ _)m
こういったご時世で、ご観劇一つとっても、大変な外出になってしまったのかもしれません。
そんな中、本当にありがとうございました。
そして、お楽しみいただけたようで本当に嬉しく思っています。
こんな世の中だからこそ、劇場の中でこそ浮世の憂さをお晴らしいただきたい、その一心で日々の舞台を勤めております。
今後とも歌舞伎を、末永く宜しくお願いします。