八月も昨日でおしまい。
このブログでの夏のお話も今日を最後にさせていただきます。
24日の昼と最終日の夜の部は趣向の華恒例の通し狂言『東海道仇討絵巻』
ご宗家が色々な芝居の要素を掛け合わせて毎年お作りになってきました。
今年は、傾城反魂香の世界観を基礎に、天竺徳兵衛に岡崎の化け猫、女助六まで出てくる中を弥次喜多が旅をするという相変わらずの盛りだくさんの作品。
僕は歌昇兄さんのお勤めになった 狩野元信 の恋人である 銀杏の前
あ、ギンナンではありませんよ!
イチョウですからね!
出てる人みんなでギンナンの前、ギンナンの前と呼ぶんですからひどいです(笑)
この芝居、だんまりの後、おかしみの立回りになるのですが、そこの稽古で宗家に言われたのが、
「あ、ここはお姫様捨ててね」
という、一言(笑)
この場では飛び回って客席に降りたり、三会主それぞれのお子さんが手を引かれて出てきたりと大騒ぎ!
でも実はこのお子さんのなかでお稽古の時に出たくない!と言って泣いてしまった子が……
でも、本番ではその子もとっても機嫌よく出ていて安心しました(´∇`)
お姫様のあとには大喜利の虎退治の捕り手にも出ていました。
やったことない組体操をしたもんだから、できなくてこれまた大騒ぎでした(^_^;)
そして最終日の夜の部はカーテンコールが。
出演者一同、演奏者の皆さんにいたるまで舞台に集合。
魁春のおじさまのご挨拶に、友右衛門のおじさまによる手締めが行われました。
そこでは従兄弟達が勉強会の発表するという、とっても嬉しいサプライズも
本当に頑張っていただきたいなと思っています。
そして何より印象に残ったのは最後の打ち出しの太鼓を打たれた壱太郎兄さんの表情。
無事にすべてを終えて晴れやかなのにやっぱりどこか悲しそうで、それでもキリッと太鼓に向かわれていたあの顔は忘れることはできないでしょう。
さて、これを書きながら、趣向の華が終わったことを噛み締めています。
何にもできない素人みたいな僕を、会主のお三方、先輩、お弟子さん、みんなが色んなことを教えてくれました。
ここで教わったことが本興行で活きたことが何度もありました。
最近やっと本興行で学んできたものをここで活かせるようになってきたりしていて……
一夏ごとに成長したつもりで臨んで、やっぱり自分の無力さ毎年を痛感して……
自分の考えで芝居ができる貴重な体験。
でもそれが違っていたりすることが何度もあって、その度にとっても悩んで……
本当に、本当に、ここで学んだこと、感じたこと、叱られたこと、悩んだこと、全てが僕の糧になっています。
来年の夏なんて何をして過ごしたものか、そんな悩みさえ出てきました(笑)
この公演は文化祭のような、部活の夏合宿のような、クサイ言い方をしてしまえば、それこそ青春のような、そんな感覚があったんだと思います。
本当に本当にお世話になりました。
迷惑ばっかりかけました。
ただただ、感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
最後のカーテンコールの後、楽屋でお母様に抱かれる宗家のご子息雄大君にお会いしました。
大きくなったらこれをやらなくちゃいけませんよ
と、つい言ってしまいましたけど、やってくれるかな?
その時は僕もちょっとでいいから出してくださいね!
米吉でした。
私も趣向の華で、改めて歌舞伎の楽しさを教えてもらえたので、
感謝の気持ちでいっぱいです(^o^)
壱太郎さんの太鼓を聞いていたら、とても寂しくなってしまいましたが、
これからの本興業での、米吉さん、皆さんのご活躍が楽しみになってきました(^o^)
歌昇さん種之助さんの勉強会、米吉さんにもオファーがあるかもしれませんねo(^o^)o
楽しい裏話シリーズありがとうございましたm(__)m
本当に感謝してもしきれないと感じています。
毎回大活躍だったお兄さんにとっては僕らより更に深い思いがおありだったのかもしれません。
長くなってしまいましたが、趣向の華のお話をお楽しみいただきありがとうございました!
趣向の華のお話しもついに最後なのですね!なんだか寂しい気持ちですが、この経験を糧にしてより素敵になった米吉さんのお芝居を拝見できますことを楽しみにしています(*^^*)
そして、宗家のご子息へのお言葉!美瑠ちゃんの時同様、ここでも米吉さんの優しいお兄さんっぷりが☆宗家のご子息が大きくなられた頃には、米吉さんはどんな役者さんになっているのでしょう…♪楽しみ^_−
今日から九月大歌舞伎ですね。初日公演お疲れさまでした!
長くなってしまいましたが、最後となりました。
やっぱり子供好きなので、どこかのお子さんでも子役さんでもつい構ってしまいます。
宗家坊っちゃんが大きくなられたとき、相変わらず僕は宗家に叱られてるのではないかなぁと思っています(笑)
素敵なお話、ありがとうございました。最終日のカーテンコールの光景を思い出しながら、読ませていただきました。読みながら思わず涙が…。いい仲間に囲まれてらっしゃるんですね。
拝見できたのがファイナル公演だけだったのが残念ですが、ファイナルの場に立ち会えたこと、嬉しく思います。
またそのうち、こんな会が開催されることを心待ちにしています。お疲れ様でした。
そして今日、秀山祭初日、おめでとうございます。菊畑を拝見しました。
皆鶴姫、押しが強くて楽しいお姫様ですね。大好きです。また中日頃に伺います。頑張って下さい。
ちょっとクサイ文章になってしまい、お恥ずかしい限りです。
秀山祭初日をご観劇くださりありがとうございましたm(__)m
一月少しでも成長出来るように日々精一杯勤めていきたいと思っています!
お忙しい中、たくさんの趣向の華のブログをアップしていただき、本当にありがとうございました。
三日間本当に多種多様で、一つの演目の中も盛りだくさんですね。
観に行けませんでしたが、「趣向の華」すごいなあ、想像するだけで、おもしろく、観に行った方々の感想と熱気を理解しました。
特に「麗美遊」は、下駄タップ、彦星・織姫、ボレロ、もう想像がついていけず、なのにドキドキワクワクしました。
読んでいて、「想像から創造へ」という好きな言葉が浮かびました。伝統芸能でも、ものをつくる上で、やはり、そういう心が大切なのですね。
実は、出かけ先で、この最後のブログを読んで、ぐっときてしまいました。
今もそうですが、特に若いころ、自分で考えて出てきたものと、人が見て、感じとったものの違いにとまどい、考えすぎて立ち止ってしまったことが何度もありました。
今思うと、立ち止らず、体当たりにぶつかることが必要だったと感じています。
趣向の華を終えて、この素敵なブログを書ける米吉さんなら、
九月の大役の中で、さらに今後の役者生活の中で、とても大切なものを得られると思います。
春虹一座、三軒茶屋のリベンジを心待ちにしていますね。
米吉さんの文章を読んで、自分も頑張らなくてはと、とても励みになりました。
楽しみにしていた秀山祭、観劇日が待ちどおしいです。
書き溜めていたらどんどんと長くなってしまいました(^_^;)
お話だけでは伝わらないことばかりで、ご覧になってない方達にはすこし不親切な文章だったかもしれません…
これからも色々なことがあるとは思いますが、すべてを糧として役者として成長していきたいと思っています。
その根っこの一部に趣向の華があることは間違いないです。
また歌舞伎座でお待ちしております。
趣向の華、
息子さんによる復活が楽しみですね。
先輩の自主公演でいろいろと学び、
勉強会へ。
歌昇さん種之助さん。
米吉さんは出ないのかな?
本当に復活してくださったらこんなに嬉しいことはないですね(´∇`)
二人が勉強会を開催すること本当に嬉しく思っています。
二人に限らず、趣向の華の精神というか、その経験は出演した若手みんなが持ってるはずだと思います!
趣向の華はこれまで二回しか行けませんでしたが、楽しかったです。ファイナルは行けずで残念でしたが、米吉さんのブログで様子をうかがうことが出来て嬉しいです。
去年主催のお三方がトークで来年でファイナルということを仰ったとき、その理由のひとつはここの出演者達が本公演でも活躍しだしたからということだったような…
実際従兄弟のお二人、梅枝さん萬太郎さん、そして米吉さんと皆様本公演でも役がつきだしてご活躍ですね!
今月は米吉さんの皆鶴姫と初菊の可憐さに参りました。赤姫の似合う初々しい若女形さんの登場が嬉しい限りです。おっとりした風情がおありなので今後益々赤姫がまわってくるのでは?と期待しております。ゆくゆくは三姫を手がけられるような素敵な女形さんに成長されますようにと、期待しております!趣向の華は終わってしまいましたがこれからの本公演でのご活躍が楽しみです♪
返信が遅れて大変申し訳ありません。
ファイナルにいらっしゃれず残念でしたね…
僕のブログで雰囲気だけでも楽しんでいただけたなら幸いです(´∇`)
九月も早々にご観劇、ありがとうございましたm(__)m
今後ともご後援のほどよろしくお願いいたします‼